拝啓 朝倉幹雄先生

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私の最も敬愛する精神科医であり、研究者、音楽愛好家、恩師である朝倉先生。

先生の周りはいつも笑い声とにんにくと、焼肉と、芸術とたくさんの人の愛が溢れていました。

20代から50代の今まで、純粋な強い師弟愛で結ばれていたと私は信じているのですが、人生を通して多くの学びを授けてくださった先生の存在は、私にとって大切な心の拠り所でした。

御生前の御恩にただ、ただ感謝するばかりです。

この地球上にいなくとも、どこか宇宙の果てにでもいてくれたら・・・
いないとわかっていても遠くの星を探してしまいます。

引いては返す悲しみに溺れそうな時、同じ班員だった先生からメッセージをいただきました。


朝倉先生は心の中で長く生き続けるから、大丈夫だと。


顔を上げるとそこには、先生の周りにいたたくさんの方々の優しさが溢れています。

号泣し取り乱していた私も少しだけ冷静さを取り戻しました。


一つの出会いが、豊かに拡がり、より鮮やかで深みのある人生を紡いでいく喜び。

この世での限られた時間でも、
同じ時間を生きて共有できた喜びと、
真の絆が確かにあるではないかと。

形が無くなっても、消え失せることなく心の中で輝き続けます。

2024年、どうもありがとうございました。また来年・・・



いつかは必ず人生の幕を閉じる時がやってきます。
残りの自分の人生も、私の周りの方々の人生も、
愛と優しさで満ちたものとなるような生き方をしていきたいと思うのです。


この1年の皆様への感謝と恩師への親愛を込めて、今年最後のブログとさせていただきます。

皆様どうぞ良いお年をお迎えください。