年度初めに
2026.4.02
春分を過ぎると街路樹が一斉に芽吹き始めます。
淡い萌葱色の新芽と桜色のコントラストが美しく、春の到来を告げています。
ここから春が始まるのだとはっきりした変化を感じるタイミングです。
皆様今年の桜はご覧になりましたか。

なかなか満開の時期に合わせてスケジュールを組むのは難しいですよね。
お天気にも恵まれるにはなおのこと、条件が厳しくなります。
そんな好条件にも恵まれて、先日海外から初来日のお客様と一緒に、晴天のもとで満開の桜を眺めながら感動を分かち合いました。
ゲルマン系民族らしく慎ましく喜びを示す彼らに、またぜひ日本に桜を見にきてと伝えました。
すると自分は今、病を患っており、これが最後の旅になるかもしれないのだと静かに私に告げたのです。
覚悟を決めたような眼差しを見ると、その場しのぎの慰めや励ましの言葉は無用でしかありません。
一瞬の刹那的な桜の美しさと、儚い人生の尊さが重なり、一期一会の出会いを大切にしなければと思わずにいられませんでした。
次回また会えるとは限らない、今あることがずっと続くとも限らない、だからこそ全てのことや出会いに感謝して、悔いのないように向き合っていく・・・
当院の開院13年目に入り、新年度の始めに、一期一会の思いをしっかり胸に刻んでいきたいと思います。