春の訪れ
白金台メディカルクリニック診察室から見える新緑とシジュウカラの爽やかなさえずりに、思わず窓を開け深呼吸したくなる4月です。

沈丁花が香り始める日、桜の開花に初めての銀杏の芽吹き、今年初のシジュウカラ達のさえずり、本当に春は何か大きな変化が一斉に押し寄せる季節ですね。
小さな長方形の画像からは窺い知れない、この生き生きとした変化を、共有できる人はいるのでしょうか、こんな些細な歓びを。
先日の静かな雨の日曜日、年間パスポートで庭園美術館に足を運びました。

緑が美しい時期、今回は皆様にもこの素敵な庭園の新緑を存分に味わっていただきましょう。
美術館に入館しなくても、一般の方は200円、高校生と65才以上は100円で庭園に入場できます。
https://www.teien-art-museum.ne.jp/wp-content/uploads/2023/10/garden-map.pdf
正門から入りシラカシ、シイノキを眺めつつ進むと、大好きなドウダンツツジが白い花を鈴なりに付けていました。

雨のせいか、普段の賑わいとは逆の静けさがあります。

桜の次の座は自分達・・・と準備万端のツツジ。街中がツツジで溢れる5月も楽しみです。

日本庭園の紅葉の柔らかな新緑に癒されたら西洋庭園へ抜けてみましょう。

一輪の清楚な椿がそっとこちらを見ています。
世界からも愛される日本原産の乙女椿。
花言葉も“控えめな愛”。

こちらが照れてしまうほどの可憐さです。
可憐という言葉は今や死後でしょうか?
閉じたパラソルがドレスのドレープのように優雅です。
西洋庭園も雨の日は落ち着いた美しさです。

女性的な庭園と対比的なシイノキや貫禄のあるクロマツも見応えがあります。
ワシントンから里帰りした桜もご覧になってください。

いかがでしたか。
この庭園にはまだまだ紹介しきれない花々や木々が植えられています。
美しい日本の四季折々の花の香りや色彩の変化も考慮された素敵な庭園です。
訪れるたび素晴らしい感性と植物の深い知識・愛情をもって造られた庭園だと感服するのです。
皆様も是非、クリニックの帰りにでもご覧になってくださいね。
