今できること

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新型コロナ感染症が猛威を振るう中、精神科医の私にできることは…。

リスクを顧みず治療に立向かっている医療関係者の方に敬意を感じる一方で、COVID-19を前にして無力な自分に不甲斐なさを感じ、歯痒い気持ちでした。

仕方がないと言えばそうなのですが。

ある日、医療従事者への新型コロナワクチン接種の依頼があり、私にもできることがあった!と喜んでお引き受けしました。

クリニックはお休みをいただきましたが、理解し応援して下さった患者さん達に感謝です。

最前線で頑張って下さる皆様に感謝の気持ちを込めて接種しましたよ。どうぞ皆さまお体に気をつけて…。

記念にバイアルを頂きました。

もう一つ、できることはありました。

そしてこれは皆様にもできることです。

https://www.tmd.ac.jp/kikin/stop-corona-virus.html

今回の謝礼は寄付という形で応援したいと思います。

白金台メディカルクリニックのほぼお隣の東京大学医科学研究所、こちらでも新型コロナウイルスの研究をされています。附属病院では治療も。

https://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/content/000003889.pdf

こうして研究があってこそ臨床に役立てられるのですが、なにぶん研究には多額の研究費が必要です。

私達でもその最先端の研究を進めるお手伝いができるのをご存知ですか?

私もお隣ということで医科研さんには勝手に親近感を持っておりますが、寄付させて頂いています。

日本でももっとこういった研究に対する寄付活動が進むと良いと思います。

短い期間でしたが私も大学院生時代、夜行性のラットのように毎晩実験室で恩師の朝倉幹雄先生の元、抗うつ薬の基礎研究をさせていただいておりました。

スライサーでラットの脳ではなく指を切ってしまい夜中に救命で縫合して頂いたのも、今では良い思い出です…。

今でも全ての研究者の皆様の情熱、努力に対して敬意を払わずにはいられません。